大阪聖アンデレ教会

「春のメッセージ」
大阪聖アンデレ教会 牧師 司祭 ヤコブ義平雅夫

このページにやって来られた方々は、いろんな思いでここを読んでくださっていると思います。たまたま、なんとなく、という方もおられるでしょうし、ひょっとしたら教会という場所に興味をもってクリックしてくださった方もあるかもしれません。あるいは、人生の救いさえ求めて、ここにたどり着かれた方も、わたしはきっとおられると思います。また、春から桃山学院に入学されることになり、隣にある教会はどんなところだろうと関心を持たれてHPを開かれた方もいらっしゃることでしょう。

 人生のある時点で、私たちの教会と出会われる方々がいます。昔、桃高を卒業し、何年も何十年も経ってから教会に戻って来られた方があります。子どもが桃山学院に入学したことを機に、あるいは聖歌隊など保護者や教員とのつながりの中でキリストの愛と赦しに出会い、洗礼を受けられた方もおられます。反対に、学校とも教会とも何のつながりもなくても、ふと足を踏み入れたこの教会が、生きる上で大切な何かを意識させてくれる場所だと感じ、信徒になられた方もおられます。もちろん、信徒ではなくても、いろんな方々がこの教会に出入りされています。

 かくいう私自身、今では牧師という立場ですが、こうして牧師として歩む人生が自分に用意されているとは、若い頃は考えもしませんでした。人生が、自分が決めた、自分が選んだ、自分が意味あるものと認めた道だけを征けるものであるならば、私は教会に通い、クリスチャンになり、牧師になるという人生を、決して自分で選び取ってはいなかったと思います。

 いま振り返ってみれば、人生の扉は、自分が思ってもみなかったところから開かれてきた、と感じます。行き詰った時、迷った時、深い悔恨に苛まれた時、もはやこれまでと観念した時、それでもなおまだ歩くべき道が残されていると語り掛ける声は、それまで自分が視線を向けることはなかった方向から聞こえてきたように思うのです。

 このページを読んでくださっている皆さま、ようこそアンデレ教会へ。

礼拝堂へはどなたでもご自由に入っていただけます。どうぞいつでも足を踏み入れ、趣のある礼拝堂の空気を吸ってみてください。そこでしばらく静かな時間をお過ごしください。心の奥深くに、思ってもみなかった方向から語り掛けてくれるあたたかな声が聴こえるかもしれません。